情報は不足して当たり前情報補完のセンス

この世界において比類なき正確な競馬予想を実現する手法は何だと思いますか? こういう質問をすると多くの人が「コンピューターを活用したデータ分析」と答えました。 確かに限りなく正解に近いのですが、もっと正確に言うならば「競馬をシミュレートする」ことです。 ただし、競馬をシミュレートするには膨大な量の情報を必要とするため個人では行うことは難しい。

シミュレートとは、競走馬のDNA配列をスーパーコンピュターに取り込み、さまざまな影響を計算して起こりうる事象を再現することです。 もちろん競馬に関わる人間のDNAや性格趣向といったものも必要でしょうし、天候などを考えれば地球規模の膨大なデータが必要になるでしょう。 あらゆる物事は全て繋がっており、簡単に言えば騎手の機嫌さえも正確な予想をする上でのファクターになり得るのです。 なにかの事象だけ独立して起きているということはありえません。すべては何かしら影響を与え合っているからです。 こういったことは現時点では無理でも、そう遠くない将来において実現は可能だと言われています。

そういう視点で見れば、専門紙の情報程度では正確な予想するのは無理だとすぐに理解できるはずです。 慢性的に情報が足りてないのが普通であり、その中で芽生えた確実性は、検証する手段がなければ錯覚に近いわけです。

情報不足の中でどうすればいいか

  • 1.ネットで情報を集める
  • 2.自分のセンスで情報を補完する
  • 3.投資手法で補完する

ネットで情報を集める

インターネット全盛の時代ですから、検索エンジンから得られる情報というのは案外バカにできないものです。 検索は意外と面倒なこともあり、自分で情報を探せるサーフテクニックがあるなら、それは有力な手段となり得ます。 欠点は、とにかく時間がかかることに尽きると思います。 そこまで予想にのめり込めるのであれば一番シンプルで現実的な手段と言えるでしょう。 わからなければ「競馬予想無料」で検索してみるのもいいでしょう。

自分のセンスで情報を補完する

世の中には凄い人がいて、相場の動きだけで市場の意思を正確に読み取れる人がいます。 世界が相手になるFXではあまり見られませんが、株であれば一躍有名になった“BNF”さんは、この手の天才だと思います。 発想力で情報不足を埋められるセンスを持つ人は現実的に見て少数派でしょう。

競馬でもオッズや馬柱・厩舎情報の動向などから読み取れる人がいても不思議ではありません。 このあたりの情報補完センスは、人それぞれに依存するものなので努力ではどうしようもないと言えそうです。

投資手法で補完する

ユープロや裁判沙汰になった会社員が実行した、“絶対こない馬を除いた全ての目を買う手法”などがこれに当たります。 それほど予想力は問われないので情報の影響力は必然と小さいものになります。 ただ、この手法は税金でアウトになることが分かっていますので、他の方法を考えなければいけません。 数字に強い人は、こういった他人がとらない手法を編み出すのも面白いと思います。